2014年11月17日月曜日

OpenCV 3.0 betaの開発環境をWindows7 64bit版に、Visual Studio Community 2013を使用し構築した


検索などでこのページを訪れる人が、数は少ないけど、コンスタントにいる。
ちょうどこの上にあるG+1のボタンを押してもらうと、Goolgeの検索に見つかりやすくなるので、ご協力いただきたい。

2.4.10までは、OpenGL、OpenNI、CUDAを使用しなければ、ダウンロードしたファイルを展開し、設定すれば使用できたが、今回は自分でビルドする必要がある

以下は、Windows7 64bit版上で、Visual Studio Community 2013を使用しOpenCVでプログラムを開発するための環境作成を行う。

1 ソースの取得

ここに移動し、opencv-3.0.0-beta.exeをダウンロードする

ダウンロードサイズは363M、展開すると3.6Gになる
展開したフォルダーは、ソース sourcesとビルド buildに分かれている

buildには、staticなライブラリは準備されているが、共有ライブラリが準備されていないので、自分でビルドしないといけない

先ほど展開したc:\の直下に移動させ、フォルダー名をopencv30bに変更する
また、opencv30bの下に作業用のworkのフォルダーを作成する

2 cmakeの準備と設定

OpenCVのビルドに、cmakeが必要なのでここからVer. 3.0.2のZIP版をダウンロードする

ダウンロードし、zipの展開後に、bin\cmake-gui.exeを起動する

opencvのソースの場所を指定する。
バイナリは、先ほど作成したworkを指定する。

Configureボタンを押下すると、コンパイラの選択ダイアログが表示されるので、Visual staudio 12 2013 Win64を選択する。

Configureが成功し、画面上部にオプションの選択画面が表示される。最初は、赤く表示されるが気にする必要はない

自分の環境にあったオプションを選択する。今回は、1394やcudaやtestを外している。
再度Configureを押し、設定もれがないか確認する。

選択が終わったら、Generateのボタンを押下する。
作業が完了すると、WorkフォルダーにVisualStudio 2013用のプロジェクト一式ができている

3 プロジェクトのビルド
workフォルダーのOpenCV.slnをダブルクリックする
visual studio 2013が起動する。

Solution configrationをリリースに変更しビルドを開始する。マシンの性能に依存するが、約10分で完了する。

4 インストールファイルの作成
Solution explorerのCmakeTargetsのINSTALLを選択し、右クリックでbuildを指示する。



Solution configrationをデバッグに変更し、プロジェクトのビルドと、INSTALLを行う。


プログラム開発に必要なファイルは、C:\opencv30b\work\installに一式準備される。
この後、OSにpathの設定と3.00のプロパティファイルを作成する。

環境構築2に続く

以上

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